F型コネクターの種類と解説 |
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F型コネクター(F-connector) |
F型コネクターとは同軸ケーブルを受信機器のF型ジャック(F型端子)に接続するためのネジ式のF型接栓の事でありF型コネクターのネジ部分は共通のユニファイ規格3/8-32UNEFネジ(直径9.525mm)が採用されシールド性能に優れUHF・BS・CS等のデジタル放送の受信に適している。
同軸ケーブルに挿し込んで使用するため5C同軸ケーブルには5C用のF型コネクターでなければ使用する事ができない。 F型コネクターの種類
F型コネクターの種類としては屋内用と屋外用の防水用F型コネクターと呼ばれるものがある。
取付方式による種類
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F型コネクターの取り付け | |
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初めてF型コネクターの取付けをする時に迷う事があるのが絶縁体に巻いてあるアルミ箔をどうするかだ。
これを取るとコネクターの挿入が困難になるので取らないでコネクターの内側に絶縁体と一緒に挿入するのが正しい方法だ。
内側のアルミ箔が絶縁体に接着されているタイプは問題ないが接着されていない同軸は注意して欲しい。
3重シールドの同軸も内側のアルミ箔は残し外側のアルミ箔は編組と一緒に広げてカットして構わない。 なお同軸ケーブルの加工には同軸ケーブルストリッパーという工具がありこれを使用すると同軸ケーブルが簡単に剥ける。 |
F型コネクターのトラブル
F型コネクターに関するトラブルとしては同軸ケーブルの芯線を使うタイプで芯線を長くしてしまい接続先の機器内で
ショートさせてしまう事がある。芯線の最適な長さはコネクターの先端から1〜2mm程度出るぐらいで斜めにカットするのが良い。
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硬化した同軸も可能な新型F型コネクター
従来のF型コネクターは編組とアルミ箔の間に挿入する必要があるので
年数が経って硬化した同軸ケーブルや3重シールドの同軸ケーブルには挿入し難い場合がある。
そのような時にはサン電子から発売されているF-5Gという新型のF型コネクターがお勧めだ!
このコネクターは同軸ケーブルストリッパーで剥いたら編組を折り返さずそのまま被せるてかしめるだけで取り付けができる。
これならテレビ端子裏の硬化した同軸へのF型コネクターも楽に取付可能だ。
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旧型アンテナプラグ | |
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左画像のようなプラスチックケースを開けて同軸を取付けるタイプのプッシュ型アンテナプラグ等は周波数特性もシールド性能も良くないため 受信トラブルの原因になるので使用しないで欲しい。 使用している場合は年数が経過しているので同軸ケーブルの品番を確認してシールドの悪いものは2重シールド以上の同軸ケーブルに交換の上F型コネクターで接続する事が大切だ。 |
F型コネクターの防水 |
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BSアンテナや屋外器機等への接続は防水キャップ式が現在は主流となっている。 防水キャップでのトラブルは「抜け落ち」と「水の溜まり」の2つがある。 防水キャップが根元までしっかり刺さっていなかったりケーブルが風で揺れて抜け落ちる事がある。 抜け落ち防止のため防水キャップと同軸ケーブルの境目をビニールテープで巻いてしまうと防水キャップ内に何らかの原因で水が入ってしまった時に水が抜けずにコネクター接続部分が腐食し機器が破損してしまう事がある。 抜け落ち防止は図のように防水キャップ内の水抜けを確保した上で防水キャップのすぐ下に結束バンドかビニールテープ巻いて太くする事で防止できる。 防水キャップ内に何らかの原因で水が入る事があるので念のためコネクターに自己融着テープを引伸ばしながら巻いてビニールテープで仕上げておけばより安心だ。 付属品のぴったり合った防水キャップがない場合は防水用コネクターを使用し自己融着テープを引伸ばしながら2重に巻いてからその上にビニールテープ巻いておけば防水は大丈夫である。
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F型中継コネクター(メスメス) | F型中継コネクター(オスオス) | ||
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F型コネクター同士を中継する時に使用する。 |
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F型ジャック同士を中継する時に使用する。 |
F型L型アダプター | プッシュ型L型アダプター |
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F型コネクターを直角に曲げる時に使用する。 |
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F型コネクターをプッシュ型に変換し直角に曲げる時に使用する。 |
プッシュ型変換アダプター |
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F型コネクターをプッシュ型に変換する時に使用する。 |
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