映像端子の種類と解説


コンポジット映像端子
コンポジット端子 通常ピン端子と呼ばれ、場合によってはRCA端子と呼ばれる事もある。
この端子の映像信号は輝度信号(Y)と色信号(C)そして同期信号が含まれておりそれらがすべて複合された形で伝送されている。
映像信号の分類では[Y/C複合タイプ]である。端子の色は通常[黄色]である。

利点:接続が非常に簡単
欠点:Y/C複合しているため、ドット妨害・クロスカラーが起こる。


セパレート映像端子
S端子

通常S端子と呼ばれるのが一般的で、セパレート(Separate)端子の略である。
形状的にはミニDIN-4pinであるのでS端子の事をこのように表記している場合もある。
この端子の映像信号には輝度信号(Y)と色信号(C)が別々に伝送されているためコンポジット映像端子で起こるドット障害・クロスカラー障害が起き難い。
映像信号の分類では[Y/C分離タイプ]である。色は特にないが[黒色]が多い

関連情報S端子ケーブルのピン配列

通常のS端子にワイド映像を識別する信号が付加されたS1端子・S2端子があります。
S1映像:画面の左右を圧縮したスクイーズ信号(縦長映像)、ワイドTVの設定はフル
S2映像:画面の上下が黒くなるレターボックス信号です。ワイドTVの設定はズーム

利点:Y/C分離しているため、ドット妨害・クロスカラーが起き難い。
欠点:525P,720P,1080iには対応していない。


コンポーネント映像端子
コンポーネント端子 コンポーネント映像端子は色差入力端子とも言われ、色信号(C)をB-Y色差信号Cb(Pb)とR-Y色差信号Cr(Pr)に分けて伝送している。
通常NTSC(480i)レベルの信号の端子を[Y/Cb/Cr]と表示し、NTSCレベル以上の映像フォーマットが使用できる端子を[Y/Pb/Pr]と表されている事が多い。
したがって[Y/Pb/Pr]コンポーネント映像端子は、ハイビジョン端子と呼ぶ事もある。
一部のハイビジョンテレビではピン端子ではなくBNC端子になっている場合もある。
映像信号の分類では[Y/B-Y/R-Yタイプ]である。
端子の色は[Y(緑)]・[Cb/Pb(青)]・[Cr/Pr(赤)]

利点:基本的にHDTV(720P,1080i等)まで伝送できるようになった。

欠点:どの映像フォーマットに対応しているのかは端子を見ても分らない。
3本ケーブルで接続が面倒


D映像端子
D3端子 通常D端子と呼ばれるがD1端子〜D5端子まで形状は同じでも対応する映像フォーマットによって分れている。(下記の表参照)
この端子の映像信号の中身は基本的にコンポーネント端子と同じであり3本を1つにまとめたものである。同時に[4:3]と[16:9]の画角信号も伝送されている。
端子の色は特にないが[黒色]が多い。
D端子の名前の由来ですが[DIGITAL]のDではなく左の画像を見ても分かるようにコネクターの形状がDの字の形になっているためこの名前が付いたようです。
またパソコンのD-Sub端子をD端子と混同する方がおられますがどちらもD型ではあるが端子の形状も違うし信号もパソコンはRGBである。

関連情報D端子のピン配列

利点:D1〜D5の種類を付けた事で対応する映像フォーマットが分りやすくなった。
3本ケーブルを1つにまとめたので接続が簡単、画角信号も同時に伝送できる。

欠点:アナログ信号である。
コネクターの幅が約26mmと広く配管に後から通せない。
2011年以降製造の機器でBDソフト再生時にD2(480i,480p)までに出力が規制されている。


HDMI端子
HDMI端子


当店取扱い
HDMIケーブル

HDMIはHigh Definition Multimedia Interfaceの略で、見た目にはUSBの端子に似ている。形状は画像の通りで19ピンである。
従来のコンポジット,S端子,D端子等がアナログ信号だったのに対してHDMIはデジタル信号でレコーダー等とテレビの接続を行う事ができる。
PCではDVI(Digital Visual Interface)というデジタル接続可能な規格があるがコネクターが大きいのと映像のみであるのでデジタル家電には不向きであった。そこでDVIを発展させ映像だけでなく音声やコントロール信号を加えコネクターも小さくしてHDMIの規格が生まれた。
最近の器機ではアナログ端子が廃止されHDMI端子のみの機種も増えてきている。またHDMIで接続された機器同士をHDMI端子を通してお互いの機器操作を可能する事も一般的になってきている。
標準タイプのHDMI端子(タイプA)より小型のムービー用のminiHDMI端子(タイプC)、さらに小さめの携帯等用microHDMI端子(タイプD)もある。
HDMIケーブルのバージョンはLAN機能を内臓しHDMI1.4になり、HDMI2.0では4K(60p)に対応しプレミアムHDMIケーブルという名称で販売されている。(参考資料参照)
最新の動向としてはHDMIケーブルのコネクター内に光変換チップを内蔵してメタルケーブルではなく光ケーブルを使用した商品が発売されて来ておりHDMI2.1ぐらいから本格化する兆しがある。

利点:デジタルなので1本のケーブルで映像信号と音声信号の両方を送れる。
デジタル信号をアナログ変換しないので映像がより鮮明

欠点:HDMIは再生専用端子で通常HDMI端子から録画する事はできない。
ケーブルの曲げや埃に弱い傾向があるので取扱いに注意が必要である。


参考資料

HDMI端子・ケーブルの種類

  伝送速度 対応映像
フォーマット
イーサーネット
HDMI1.0〜1.2
スタンダードHDMIケーブル
4.95Gbps 2K60p ×(非対応)
HDMI1.3
ハイスピードHDMIケーブル
10.2Gbps 4K30p ×(非対応)
HDMI1.4
ハイスピードHDMIケーブル
10.2Gbps 4K30p ○(対応)
HDMI2.0
プレミアムHDMIケーブル
18Gbps 4K60p ○(対応)
HDMI2.1
(2019年頃発売予定)
48Gbps 8K60p ○(対応)


アナログ映像端子の種類と信号

映像端子の種類 Y
(輝度信号)
B-Y
(青色差信号)
R-Y
(赤色差信号)
コンポジット端子 Y/C複合
(輝度信号/色信号複合)
セパレート端子 Y
(輝度信号)
C
(色信号)
コンポーネント端子 Y
(輝度信号)
Cb/Pb
(青色差信号)
Cr/Pr
(赤色差信号)
D端子 Y
(輝度信号)
Cb/Pb
(青色差信号)
Cr/Pr
(赤色差信号)


D端子とその対応映像フォーマット

D端子規格 480i 480p 1080i 720p 1080p
D1端子××××
D2端子×××
D3端子××
D4端子×
D5端子


D端子とコンポーネント端子は下記のようなケーブルで接続できます。
D端子コンポーネントケーブル


HDMI出力しかない機器からコンポジット(ピン)端子に入力にしたい場合

当店取扱いHDMI→コンポジット変換するアダプター


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