CATV/ケーブルテレビ
「ケーブルテレビについての解説」

ケーブルテレビとは同軸ケーブルや光ケーブルを使って自主放送・地上デジタル放送・BSデジタル放送・CS専門チャンネルなどを放送する有線テレビジョン放送でCATV(Cable Television)とも呼ばれる。
歴史的には1987年から都市型ケーブルテレビと呼ばれる多チャンネル型のケーブルテレビが始り、1996年からインターネット接続も始まりその後の放送のデジタル化に伴い普及してきた。
現在全国で多チャンネル放送を行っているケーブル局は2019年で416事業者あり加入世帯は2930万世帯で全世帯の51%になりその内セットトップボックスの設置台数は1000万台を超えている。

ケーブルテレビは第三セクターやさまざまな会社が運営しておりMSO(Multiple Systems Operator)と呼ばれる複数のケーブル局を統括し運営ている事業者(J:COM等)もある。
ケーブルテレビは従来の同軸ケーブルを引き込むケーブルテレビから光回線を引きこんでV-ONU(映像用光終端装置)を設置している光ケーブルテレビへと移行しつつある。
基本的にSTB(セットトップボックス)と呼ばれるCATV用チューナーを必ず1台は設置して専門チャンネルなどを見るようになっている。光ケーブルテレビの場合は地デジ・BSコースなどSTBを設置しないコースもある。 またマンション共聴や電波障害共聴でケーブルテレビ回線を引いている場合はSTBなしでテレビで地デジが見れるようになっている。

4K8K衛星放送の開始に伴いケーブルテレビでも4K衛星放送が見れるようになってきており視聴するためには従来のSTBから4K対応STBへ交換し4Kテレビ等へ接続する事で視聴できるようになる。 回線や配線については従来のままで大丈夫だが4K対応STBに交換すると若干料金が上がる場合が多い。

ケーブルテレビ使用周波数表
(MHz) 10〜55 76〜90 90〜108 108〜170 170〜222 222〜468 470〜710 1032〜1489
CATV 上り帯域 FM
ラジオ
ミッドバンド スーパー
ハイバンド
UHF
13ch〜52ch
BS(右旋)
(光のみ)
テレビ放送 VHF-Low
1ch〜3ch
VHF-High
4ch〜12ch
UHF
13ch〜52ch
BS(右旋)

ケーブルテレビで使用する帯域は上り帯域(10MHz〜55MHz)とCATV帯域(ミッドバンドC13〜C22(108MHz〜170MHz)とスーパーハイバンドC23〜C63(222MHz〜468MHz)とUHF帯域UHF13ch〜52ch(470MHz〜710MHz)があり 光ケーブルテレビでBSパススルーの場合はBS帯域(1032MHz〜1489MHz)も使用する。

ケーブル局ではNHK団体一括支払いサービスというNHKに代わって衛星受信料の支払いもできるようになっておりNHKへ直接支払うよりも若干団体割引きが受けられる。

全国のケーブルテレビ局へのリンク

同軸ケーブルテレビについて

電柱を通っている配線のタップオフから同軸ケーブルで引き込み外壁の保安器に接続されて保安器から家の中へ同軸が引き込まれている。 地デジはテレビ等でも直接受信できるがBSや専門チャンネルはテレビ等では受信できずSTBで受信してテレビへ映すようになり録画は基本的にSTBに接続された外付けHDDで行うようになる。 契約はマンション共聴や難視聴対策以外の契約は基本的にSTBを1台は設置したコースになる。
同軸ケーブルテレビであればBSアンテナを設置してケーブルテレビの信号とBSアンテナからのBS/CS信号を混合・分配する事も可能である。 ブースターを使用する場合はCATV・BS/CS対応のブースターにすれば混合も増幅も可能だ。

電柱→引き込み線(同軸)→保安器→宅内配線
地デジ:パスルー、BS・専門チャンネル:STB受信(トランスモジュレーション方式)

同軸ケーブルテレビ

光ケーブルテレビについて

同軸引き込みから光回線の引きこみにしだいに変わってきておりネット接続の速度も向上する。 地デジとBS(右旋)がパススルーとなっている。 光回線の場合はネット接続契約が必要となるケースがあったり同軸回線でテレビサービスを行い他社の光回線でネット接続するようなケーブル局もあるので加入時に良く確認して欲しい。
パススルーのチャンネルはテレビ等でも受信できるがそれ以外のチャンネルはトランスモジュレーション方式になり STBにて受信するようになる。光回線のケーブルテレビを光ケーブルテレビもしくは単に光テレビという場合もある。 光ケーブルになりSTB不要の地デジ・BSコースが新設されている場合が多い。光回線をケーブルテレビ局が敷設する場合と電力系や通信系の光回線を利用している場合があり電力系や通信系の光回線の場合は「光テレビについての解説」を参照して欲しい。

電柱→引込み線(光)→ONU(屋外)→宅内配線
地デジ・BS:パスルー、専門チャンネル:STB受信(トランスモジュレーション方式)

光ケーブルテレビ

STBからBDレコーダーへの録画方法・ダビング方法について

ケーブルテレビの有料や専門チャンネルについてはBDレコーダーで直接受信できないので録画する場合は一般的にSTBに外付けHDDを接続して録画するがDVDやブレーレイに焼きたいのでBDレコーダーに録画したい、BDレコーダーへダビングしたい場合はLAN録画・LANダビングという方法で行うようになる。
STBとBDレコーダーの両方の機器がこの機能に対応している必要があり設定方法については下記のページを参考にして欲しい。
CATV STBの番組をディーガで予約録画する方法(DIGA)
CATV STBへ録画した番組をディーガへLAN接続でダビングする方法(DIGA)


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